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動詞は体を表す

あなたは、自分をどんな「動詞」で表しますか?

こんにちは。Garage Gym HIKYOの鈴木です。

今回は、運動やトレーニングとはまったく関係のないお話です。すみません(笑)。

先日、本を読んでいたときに、とても面白い表現を見つけました。

個人的にすごく刺さった言葉だったので、今回はその考え方を皆さんにもシェアしたいと思います。

その言葉が、

「動詞は体を表す」

というものです。

1. 名は体を表す。では、動詞は?

皆さんは「名は体を表す」という言葉をご存じでしょうか。

名前は、その人や物の性質・実体をよく表しているという意味のことわざです。

しかし、私が本の中で見つけたのは、

「名は体を表す」ではなく、「動詞は体を表す」

という表現でした。

私はこれを読んだとき、「なるほど、確かにそうだよな」と妙に納得してしまいました。

というのも、人間の本質を表すのは、その人の名前や肩書きではなく、その人が実際に何をしているのか、つまり行動なのではないかと思ったからです。

例えば、

「成長したい」と言いながら、何も学ぼうとしない人。

「挑戦することが大切だ」と言いながら、自分は失敗を恐れて何も挑戦しない人。

「選手のために」と熱心に指導しているのに、自分自身は学ぶことをやめてしまっている指導者。

こういった人たちを見て、

「あの人、口だけじゃん」

と思った経験はありませんか?

もちろん、言葉そのものにも価値があります。

しかし、いくら立派なことを言っていたとしても、その人の行動が伴っていなければ、説得力は生まれません。

逆に、何も大きなことを語らなくても、黙々と努力を積み重ねている人には、その行動自体に説得力があります。

つまり、その人が何者なのかを知りたければ、何を語っているかだけでなく、何をしているのかを見る。

これが「動詞は体を表す」という言葉の面白さだと思います。

2. 自分の「強み」も、名詞ではなく動詞で考える

もう一つ、この言葉が面白いと感じた理由があります。

それは、自分の「強み」について考えるときにも、名詞より動詞で捉えた方が本質に近づけるのではないか、ということです。

例えば、子どもたちに将来の夢を聞くと、

「プロ野球選手になりたい」

「サッカー選手になりたい」

「学校の先生になりたい」

といった答えが返ってきます。

もちろん、素晴らしい夢です。

しかし、これらはすべて「名詞」です。

では、もう一歩踏み込んで、

「その仕事に就いて、何をしたいのか?」

と聞いてみたらどうでしょうか。

例えば、同じ「学校の先生になりたい」という夢でも、

「勉強が苦手な子どもに、わかる喜びを伝えたい」

「子どもたちが自分で考え、判断できるように導きたい」

「一人ひとりの可能性を見つけて、伸ばしたい」

というように、やりたいことは人によって違います。

大切なのは「先生」という名詞よりも、

「伝える」「導く」「見つける」「伸ばす」

という動詞の部分なのではないでしょうか。

私自身もそうです。

今はパーソナルジムや個別指導、スポーツチームの指導、企業のマーケティング支援など、いろいろな仕事をしています。

職業という名詞だけで見ると、バラバラな仕事をしているように見えるかもしれません。

しかし、私自身の強みを動詞で表現すると、

「原理原則に基づいて課題を分析し、相手に合わせたアプローチで目標達成へ導く」

ということだと思っています。

身体の問題であれば、身体の仕組みから考える。

勉強の問題であれば、理解できない原因を分析する。

スポーツチームであれば、勝利に必要な要素を整理する。

企業のマーケティングであれば、成果につながる戦略を考える。

扱う分野は違っても、私がやっていることの本質は、それほど変わりません。

だからこそ、私は自分の強みを「トレーナー」や「指導者」という名詞ではなく、自分がどのような行動によって価値を生み出せるのかという動詞で捉えるようにしています。

名詞で自分を定義すると、職業や肩書きによって可能性が限定されてしまうことがあります。

しかし、動詞で自分を定義すると、自分の強みを生かせる場所は一つとは限らないことに気づけます。

「何になるか」も大切ですが、

「何をすることで、自分の価値を発揮したいのか」

を考えることも、同じくらい大切なのではないでしょうか。

3. 「自分らしさ」も動詞で考えてみる

そして、この考え方は、自分自身のアイデンティティを考えるときにも役立つと思います。

皆さんは「自分らしさ」と聞かれて、どのような言葉を思い浮かべますか?

例えば、

「謙虚な人」

「優しい人」

「かっこいい人」

「努力家」

「誠実な人」

こういった言葉が出てくるかもしれません。

もちろん、どれも素敵な表現です。

ただ、少し抽象的だと思いませんか?

例えば「誠実な人になりたい」と思ったとします。

では、誠実な人とは、具体的に何をする人なのでしょうか。

「約束を守る」

「間違いを認める」

「相手に嘘をつかない」

「言ったことを実行する」

こうして動詞に置き換えると、何をすればよいのかが見えてきます。

「挑戦する人になりたい」のであれば、

「失敗を恐れずに試す」

「わからないことを学ぶ」

「難しい課題にも取り組む」

という行動が考えられます。

つまり、理想の自分を形容詞や名詞で語るだけではなく、どんな行動をする人間でありたいのかまで考える。

これが重要なのだと思います。

「自分はこういう人間だ」と言葉で定義することは簡単です。

しかし、その定義にふさわしい行動がなければ、理想は理想のままで終わってしまいます。

逆に、理想の自分にふさわしい行動を少しずつ積み重ねていけば、それが自分自身を形づくっていくのではないでしょうか。

4. 動詞は、今の自分だけでなく未来の自分もつくる

ここまで考えて、私は「動詞は体を表す」という言葉には、もう一つの意味があるように感じました。

それは、

「動詞は体を表す。そして、動詞が体をつくる」

ということです。

今の自分は、これまで繰り返してきた行動の積み重ねによって形づくられています。

毎日学んできた人には、学んできた経験がある。

挑戦を繰り返してきた人には、挑戦してきた経験がある。

失敗するたびに改善してきた人には、改善を積み重ねた経験がある。

もちろん、人生は本人の行動だけで決まるものではありません。環境や運、周囲の人々の影響もあります。

それでも、自分がこれからどんな行動を選ぶかによって、未来の自分が変わる可能性は十分にあります。

だから、理想の自分を考えるときに、

「お金持ちになりたい」

「成功者になりたい」

「すごい人になりたい」

といった言葉だけで終わらせるのは、少しもったいないと思うのです。

「学び続ける」

「挑戦し続ける」

「人の役に立つ」

「問題を解決する」

「自分の弱さと向き合う」

「誰かの可能性を広げる」

こうした動詞まで落とし込むことで、今日から何をすべきなのかが見えてきます。

そして、その行動を積み重ねることが、未来の自分をつくることにつながっていくのだと思います。

5. あなたを表す動詞は何ですか?

最後に、今回のブログを読んでくださった皆さんに、二つ質問をしたいと思います。

一つ目。

「今のあなたを表す動詞は何ですか?」

「学ぶ」

「挑戦する」

「夢中になる」

「助ける」

「考える」

「逃げる」

「先延ばしにする」

「諦める」

いろいろな動詞があると思います。

良い動詞である必要はありません。

誰かに見せるための答えでもありません。

今の自分の行動を振り返って、できるだけ素直に考えてみてください。

そして、もう一つ。

「未来のあなたにふさわしい動詞は何ですか?」

これからどんな人間になりたいのか。

どんな行動をする自分でありたいのか。

どんな動詞を積み重ねていけば、「これが自分らしい生き方だ」と胸を張って言えるのか。

ぜひ、一度考えてみてほしいと思います。

今の自分を表す動詞と、未来の自分にふさわしい動詞。

その二つが違っていても構いません。

むしろ、その違いに気づくことが、これからの行動を変えるきっかけになるのかもしれません。

あなたが何者なのかは、肩書きだけでは決まりません。

あなたが何をする人間なのか。

そして、

これから何をし続ける人間でありたいのか。

「名は体を表す」という言葉がありますが、私はこれから、

「動詞は体を表す」

という言葉も大切にしていきたいと思います。

皆さんは、自分自身をどんな動詞で表しますか?

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