ブログ
BLOG

スタッフブログ

中高生アスリートがオフシーズンだけ筋トレしても伸びない理由

「オフシーズンになったので筋トレを始めたい」

「高校入学までに身体を強くしたい」

「受験が終わったので今のうちに鍛えたい」

このような相談をいただくことは少なくありません。

実際、当ジムでも冬場の入会理由として非常に多いパターンです。

もちろん、オフシーズンに身体づくりへ取り組むことは良いことです。

しかし、多くの保護者や指導者が勘違いしていることがあります。

それは、

競技で通用する身体は数ヶ月では作れない

ということです。

高校で活躍する選手も。

大学で活躍する選手も。

競技力を支える筋力やパワー、スピードを数ヶ月で手に入れたわけではありません。

長い年月をかけて積み上げてきた結果として、今のパフォーマンスがあります。

今回は、中高生アスリートが陥りやすい「オフシーズンの身体づくりの誤解」について解説します。


1. 「オフシーズンだけ鍛えればいい」という考え方

1-1. 昔ながらのトレーニング思考

今でも多くの競技現場では、

  • シーズン中は競技練習
  • オフシーズンは筋トレ

という考え方が残っています。

もちろんオフシーズンは身体づくりに取り組みやすい時期です。

しかし、

「オフシーズンだけ頑張れば大丈夫」

という考え方には大きな問題があります。

なぜなら、競技力を支える身体能力は短期間で作れるものではないからです。


1-2. 身体能力は積み上げによって作られる

筋力。

パワー。

スピード。

ジャンプ力。

これらは1回や2回のトレーニングで大きく変わるものではありません。

競技力を支える身体能力は、

継続的なトレーニングによって少しずつ積み上がるものです。

つまり、

「冬だけ頑張る」

よりも、

「年間を通して積み上げる」

ことの方が圧倒的に重要なのです。


2. フィットネス疲労理論から考える身体づくり

2-1. フィットネスと疲労は別のスピードで変化する

スポーツ科学には「フィットネス疲労理論」という考え方があります。

簡単に説明すると、

競技パフォーマンスは

  • フィットネス(筋力・パワー・持久力など)
  • 疲労

の影響を受けて決まります。

ここで重要なのは、

フィットネスと疲労は同じスピードで変化しない

ということです。


2-2. フィットネスはゆっくり積み上がる

フィットネスとは、

筋力やパワー、スピード、持久力などの身体能力です。

これらは短期間で急激に向上するものではありません。

数ヶ月。場合によっては数年。

そうした長い期間をかけて少しずつ積み上がっていきます。

つまり、

競技で使える身体能力は

長期投資によって作られるもの

なのです。


2-3. 疲労は比較的早く変化する

一方で疲労は違います。

疲労は数日から数週間で大きく変化します。

そのため、

シーズンが終わる

試合や練習量が減る

疲労が減る

身体が軽く感じる

ということはよくあります。

しかし、

ここで勘違いしてはいけません。

身体が軽く感じることと、

競技で使える身体能力が向上したことは別の話です。


2-4. オフシーズンだけではフィットネスは大きく伸びない

ここが今回最も伝えたいことです。

オフシーズンの1〜3ヶ月だけ、

週1回程度トレーニングを行う。

もちろん意味はあります。

しかし、

フィットネス疲労理論から考えると、

その程度の期間で競技力を大きく変えるほどのフィットネスを獲得することは現実的ではありません。

なぜなら、

フィットネスそのものが長期間かけてゆっくり積み上がる性質を持っているからです。

オフシーズンは、

魔法のように身体を変える期間ではありません。

それまで積み上げてきたフィットネスをさらに伸ばしていく期間なのです。


3. なぜオフシーズンだけでは伸びにくいのか

3-1. 週1回を数ヶ月では変化に限界がある

例えば、

「高校入学までの3ヶ月だけパーソナルを受ける」

というケースがあります。

もちろん何もしないよりは良いことです。

しかし週1回で考えると、

実際の指導回数は10回前後です。

では、その10回で高校でも通用するフィジカルが手に入るでしょうか。

現実はそう簡単ではありません。

筋力、パワー、スピードなど、競技人生が変わるほどの変化を10回程度で得ることは難しいのです。


3-2. 最初に教えているのは「身体の作り方」

では、短期間の指導に意味がないのかというと、決してそんなことはありません。

私たちが最初に行っているのは、

身体を大きく変えることではなく、

身体を作れる選手になるための準備です。

  • スクワット
  • デッドリフト
  • バックランジ
  • 呼吸の仕方
  • 軸作り

こうした基本動作を正しく行えるようになる。

安全にトレーニングできるようになる。

効率よく身体を鍛えられるようになる。

これだけでも大きな価値があります。


3-3. 本当の差はその後に生まれる

高校で活躍する選手を見ると、

特別なトレーニングをしているように見えるかもしれません。

しかし実際は違います。

正しいフォームを覚えた後も、

継続して積み上げています。

シーズン中も。

オフシーズンも。

少しずつフィットネスを高め続けています。

だから差がつくのです。


4. 競技力を伸ばしたいなら選択肢は2つ

4-1. 長期的に積み上げる

最も現実的な方法です。

週1回でも構いません。

ただし、

  • 半年
  • 1年
  • 2年

と継続することが前提です。

フィットネスは短期間ではなく、

長期間の積み上げによって作られるからです。


4-2. 短期間で変化を出したいなら頻度を上げる

もしオフシーズンの数ヶ月でできるだけ大きな変化を求めるのであれば、

週1回だけでは足りません。

トレーニング頻度を増やし、

さらに、

  • 栄養管理
  • 睡眠管理
  • 疲労管理

まで含めて取り組む必要があります。

身体づくりは筋トレだけでは成立しないのです。


5. 保護者に知っておいてほしいこと

5-1. 高校で伸びる選手は中学時代から準備している

高校で活躍する選手は、

高校入学直前に身体を作ったわけではありません。

中学時代から少しずつ積み上げています。

だから高校で差がつくのです。


5-2. フィジカル強化は将来への投資

筋力トレーニングは今の試合のためだけではありません。

高校で活躍するため。

大学で活躍するため。

ケガを予防するため。

将来の可能性を広げるため。

中高生のフィジカル強化は、

目先の結果ではなく将来への投資として考えることが大切です。


6. 私たちが伝えたいこと

オフシーズンから身体づくりを始めることは決して悪いことではありません。

むしろ始めないよりもずっと良い選択です。

しかし、

本当に競技力を伸ばしたいのであれば、

オフシーズンだけで身体を作ろうと考えないことです。

フィットネスは急激には伸びません。

だからこそ、

シーズン中も疲労を管理しながら、

少しずつ積み上げ続けることが重要です。

私たちがこれまで指導してきた中でも、

高校で活躍する選手。

大学でも競技を続ける選手。

大きく成長する選手。

そうした選手たちは例外なく継続しています。

身体づくりは短距離走ではありません。

長い時間をかけて積み上げるプロジェクトです。


まとめ

オフシーズンだけ筋トレを頑張れば強くなる。

これは多くの保護者や指導者が持っている誤解です。

フィットネスは短期間ではなく、

長い時間をかけて少しずつ積み上がります。

だからこそ、

競技で通用する身体を作るためには、

オフシーズンだけではなく、

年間を通したフィジカル強化が必要です。

当ジムでは、中高生アスリートに対して競技特性に合わせたトレーニング指導だけでなく、勉強との両立も含めた長期的なサポートを行っています。

「今の練習だけで本当に大丈夫だろうか」

「高校でも通用する身体を作りたい」

そうお考えの方は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。

まずは無料体験で、現在の課題や今後の身体づくりについてご相談ください。

SHAREシェアする

ブログ一覧

© 2024 合同会社Egen-Delta