ブログ
BLOG

スタッフブログ

スポーツパフォーマンスは冬で決まる|オフシーズンに差がつくウィンターアーク戦略

冬はスポーツ選手にとって、最もパフォーマンスが落ちやすい季節です。
寒さによる活動量の低下、試合の少なさ、生活リズムの乱れ。
多くの選手が「仕方ない」と考え、なんとなくシーズンオフを過ごしてしまいます。
しかし実際には、冬の使い方で次のシーズンのパフォーマンスはほぼ決まることが、
スポーツ科学や現場レベルで繰り返し指摘されています。
この記事では、「なぜ冬が重要なのか」「冬に何を仕込めばいいのか」を、
初心者にも分かる形で整理します。

1. スポーツパフォーマンスと冬の関係

1-1. 冬はなぜスポーツ能力が落ちやすいのか

研究では、冬は身体活動量が低下しやすく、
体重や体脂肪が増えやすい季節であることが示されています。

スポーツ選手であっても例外ではなく、

・練習量の減少
・移動量の低下
・生活リズムの乱れ

が重なりやすいと言われています。

これは「意識が低いから」ではなく、
冬という環境そのものが落ちやすいという前提を持つことが重要です。

1-2. 冬に差がつく構造的な理由

多くの選手が落ちる時期だからこそ、
最低限のトレーニングとコンディション管理を維持できた選手は、
それだけで相対的に上位に立ちます。
冬は、目立たずに差が広がる時期です。


2. スポーツ選手にとってのオフシーズン

2-1. オフシーズンは休む時期ではない

スポーツ科学や実践ガイドでは、
オフシーズンは「完全に休む時期」ではなく

基礎を作り直す時期として位置づけられています。

試合が少ないからこそ、
筋力、可動域、フォーム、弱点スキルに時間を使えますね。

2-2. 冬にしかできないトレーニングがある

シーズン中は結果優先になり、
大きなフォーム修正や負荷の高い基礎トレーニングはリスクが高いです。
冬は、そのリスクを最小限に抑えながら試行錯誤できる貴重な期間と考えましょう。


3. スポーツ版ウィンターアークの考え方

3-1. 冬は「ピークを作る時期」ではない

ウィンターアークの考え方では、
冬はピークを作る時期ではありません。

目的は一つ。
次のシーズン開始時点の「最低ライン」を引き上げることです。

3-2. ベースを作る選手が夏に抜ける

冬に

・基礎筋力
・可動域
・基本動作の安定性

を積み上げた選手は、
春以降のスピード練習や競技練習で一気に伸びます。
逆に、冬を流した選手は、
シーズンイン後に追いつくことが難しくなります。


4. スポーツパフォーマンスを高める冬の仕込み

4-1. 冬に整えるべき3つのベース

スポーツ版ウィンターアークで整えるべきなのは次の3つです。

・筋力と身体操作のベース
・可動域と柔軟性
・競技動作の基礎フォーム

派手なスキル練習より、
地味なベース作りが最優先になります。

4-2. シーズン中に困らない身体を作る

冬に身体の土台を作っておくと、
シーズン中に

・疲労が抜けやすい
・ケガが起きにくい
・動きの再現性が高い

という状態を保ちやすくなります。


5. スポーツ選手が冬にやるべき行動設計

5-1. 冬の3か月でやること

冬にやるべきことは多くありません。

・弱点の洗い出し
・基礎トレーニングの継続
・体組成とコンディションの管理

この3つを淡々と続けるだけで十分です。

5-2. 夏に結果を出す選手の共通点

夏に「去年より明らかに動ける」選手は、
冬に派手なことをしていません。
静かに、地味に、仕込んでいます。


まとめ

夏に成果を出すなら、冬にやるしかない。

これは精神論ではなく、
冬とオフシーズンの使い方がパフォーマンスを左右するという
現場とデータの一致した結論です。

冬の過ごし方を変えたい人向けに、
ガレージジムHIKYOでは
「なぜ練習量を増やしてもスポーツパフォーマンスが上がらないのか」
を解説した動画を、公式LINEで配信しています。

SHAREシェアする

ブログ一覧

© 2024 合同会社Egen-Delta