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スポーツと視覚認知|“空間がつかめない”子が運動でつまずく理由とは?
「ボールが取れない」「ダンスが覚えられない」そんな子どもの悩み、運動神経ではなく“空間認知”が関係しているかもしれません。視覚認知は、目で見た情報を脳で処理し、体で反応する能力のこと。これが未発達だと、スポーツパフォーマンスに大きな壁が生まれます。今回は、スポーツと視覚・空間認知の関係をわかりやすく解説し、家庭でもできるチェックやサポート方法も紹介します。
1. 視覚と視覚認知はどう違う?
1-1 視力と視覚認知は別物
視力とは、止まった物を見る力。一方で視覚認知とは、「物の形や位置」「全体と部分」「遠近や奥行き」といった空間情報を脳で処理する力のことです。どんなに視力が良くても、視覚認知が弱いと「見えているのに理解できない」状態になります。
1-2 視覚認知は「見て→わかって→動く」力
視覚認知は、
- 目で情報を取り入れ(入力)
- 脳で処理し(判断・理解)
- 体で動きとして表現する(出力)
という一連のプロセスで構成されます。スポーツではこの一連の流れがスムーズであることが求められます。
2. 空間認知がスポーツに与える影響
2-1 ボールスポーツに必要な距離感・タイミング
キャッチボールやサッカーなど、相手やボールとの距離を瞬時に測る力が必要です。視空間認知が弱いと、ボールのスピードや位置の予測が難しくなり、ボールを怖がる・避けてしまうといった反応が出ることがあります。
2-2 ダンスや縄跳びに必要な「全体像を把握する力」
振付を覚える、リズムに乗る、タイミングを合わせるなどの動作には、自分の体の位置や他者との位置関係を理解する能力が必要です。これも空間認知力に依存しています。
3. 視空間認知が弱い子の特徴とチェック方法
3-1 よくある困りごとの例
- 文字や図形の模写が苦手
- 左右をよく間違える
- 図工の構成がうまくできない
- スポーツでのタイミングがずれる
- 地図やルートを覚えるのが苦手
3-2 自宅でできるチェックリスト
- 鏡文字を書いてしまう
- パズルやブロックの形を合わせるのが苦手
- スキップやジャンプで左右のリズムが合わない
- ドッジボールでボールを見失いやすい
- 塗り絵で枠からはみ出る
これらに複数当てはまる場合は、視空間認知に課題がある可能性があります。
4. 視空間認知を育てる遊びと工夫
4-1 空間の使い方を学ぶゲームや遊び
- フィールドを使った鬼ごっこ
- パターン模倣ゲーム
- 大型パズル・積み木・ボール投げ
遊びを通して空間の把握力や距離感を養うことができます。
4-2 絵・図形・模写を通じて認知力を高める
- 絵の模写(左右対称・形の再現)
- 点つなぎや迷路
- 塗り絵や図形パズル
楽しみながら認知力を鍛える工夫が大切です。
5. ビジョントレーニングとHIKYOのサポート
5-1 目・脳・体の連携を高めるビジョントレーニング
秋田市の「ガレージジムHIKYO」では、
- 視空間認知の評価
- 眼球運動・追従・立体視の強化
- 認知と動作をつなぐトレーニング
を通じて、運動や学習の土台づくりをサポートしています。
5-2 LINE限定動画で“視覚の使い方”を学ぶ
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「なぜ練習量を増やしてもスポーツパフォーマンスが上がらないのか?」