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スポーツパフォーマンスが伸びない理由|原始反射が残っているとどうなる?

一生懸命トレーニングしても、なぜか動きがギクシャクする。頑張っているのに結果が出ない。そんな子どもには“原始反射”が残っている可能性があります。原始反射とは赤ちゃんの頃に誰もが持つ無意識の反応。これが適切に統合されないまま成長すると、スポーツの動きや集中力に悪影響を与えることがあるのです。本記事では、原始反射とスポーツパフォーマンスの深い関係について解説します。

1. 原始反射とは何か?

1-1 赤ちゃんの成長過程に必ずある反射

赤ちゃんは生まれた時、意識的に体を動かすことはできません。その代わり「モロー反射」「パラシュート反射」「非対称性緊張性頸反射(ATNR)」など、命を守るための“原始反射”が働いています。

1-2 成長とともに抑制されるのが正常

これらの反射は、本来であれば生後1年〜1年半の間に自然に抑制され、次の発達ステージ(姿勢制御・随意運動)へとつながります。ところが、何らかの理由でこの統合がうまくいかないと、反射が“残存”し、体のコントロールに影響を及ぼすのです。


2. 原始反射が残っていると何が起きる?

2-1 運動機能への影響(姿勢・バランス・連動性)

  • 座っていても体がぐらつく
  • スポーツ時に左右の動きがバラバラになる
  • 両手・両足をうまく連動できない
  • 姿勢保持が苦手で疲れやすい

これらは、原始反射が抑制されずに残っていることで、無意識に体の反応が妨げられている状態です。

2-2 学習・集中・感情コントロールにも悪影響

  • すぐに気が散る
  • 音や光に過敏
  • 落ち着きがない・イライラしやすい

体の不安定さは脳の“安心感”にも関わっており、行動や感情面にも波及してしまいます。


3. 原始反射が関係しているかもしれないサイン

3-1 子どもが見せる行動のチェックリスト

  • 本読みや板書の時に姿勢が崩れる
  • 動作がぎこちなく、リズムに乗れない
  • 片足立ちができない・ふらつく
  • 片目をつぶるクセがある
  • スキップがうまくできない

3-2 アスリートの伸び悩みとの関係

「努力しているのに伸びない」「才能はあるのにバランスが悪い」ジュニアアスリートには、原始反射の残存が隠れているケースがあります。特に幼児〜小学生の間はこの影響が顕著に出ます。


4. 原始反射の統合を促すトレーニングとは?

4-1 ハイハイ・四つ這いなどの原始動作

原始反射が統合される自然な手段の一つが、ハイハイや四つ這い、這い這い運動です。これらは脳幹〜小脳〜大脳への神経ネットワークを刺激し、統合を促します。

4-2 クロスパターン運動で神経をつなぐ

「右手と左足」「左手と右足」を交互に動かすクロスパターン運動は、左右の脳を連携させる効果があります。

例:

  • クマ歩き
  • クロスタッチ(右手で左膝タッチ)
  • スローなもも上げウォーキング

5. スポーツと脳と感覚をつなぐ支援法

5-1 ガレージジムHIKYOで行う統合アプローチ

秋田市の「ガレージジムHIKYO」では、

  • 原始反射・感覚統合・視覚機能
  • 身体操作・運動リズム
  • 神経系の発達に合わせた個別支援

を行っています。

5-2 LINE限定動画で“順番の重要性”を学ぶ

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