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スポーツと集中力|頑張れないのは意志の弱さではなく“脳と体”の問題かも?
「集中が続かない」「やる気がすぐに切れる」——それは本人の性格ではなく、脳と体の連携がうまくいっていないサインかもしれません。スポーツパフォーマンスに必要な“集中力”は、メンタルだけでなく身体的・神経的な土台があって初めて発揮されます。本記事では、集中力を支える仕組みと、家庭や現場でできるトレーニング方法を解説します。
目次
1. 集中力は「気合い」ではなく「神経の持久力」
1-1 集中できる時間は限られている
実は、脳が“本当に集中できる時間”は大人でも1日合計3〜4時間ほど。子どもならもっと短く、連続して集中できるのは10〜15分程度といわれています。にもかかわらず、無理に長時間の練習や学習を強いると「ぼーっとする」「動きが雑になる」など逆効果になることも。
1-2 注意のコントロールには順序がある
注意には「選択(何に注意を向けるか)」「維持(どれだけ持続できるか)」「転換(別の対象へ移す)」といった段階があり、この“順番”がうまく働かないと集中力はすぐに途切れてしまいます。
2. 集中を支える身体の土台とは?
2-1 姿勢・呼吸・眼球運動が集中の基礎
- 姿勢保持が不安定だと脳は無意識に“体を支えること”にエネルギーを使ってしまい、集中にリソースを割けません。
- 呼吸が浅い・速い子は交感神経が優位になり、落ち着かず集中が続きません。
- 視線が定まらない子は「注視」「追従」「跳躍」などの眼球運動がうまく働いていない可能性があります。
2-2 感覚のズレが集中力を乱す
- 前庭感覚や固有感覚にズレがあると、体が落ち着かない・じっとしていられないといった状態になります。
- 結果的に「注意が逸れる」「話を聞けない」「集中が切れる」という行動に現れます。
3. 集中が続かない子の行動と背景
3-1 こんな行動があれば要注意
- 机にじっと座っていられない
- 落ち着きがない・話を最後まで聞けない
- 動きがせわしない、または逆に止まってしまう
- 周囲の音や動きにすぐ反応する
3-2 背景には原始反射や視覚処理の問題も
- 原始反射(特にモロー反射)が残っていると、刺激に対して過敏に反応してしまう
- 視覚情報の処理に遅れがあると、黒板や指導者の動きを正確に読み取れず注意がズレる
4. 集中力を育てる実践トレーニング
4-1 家庭でできる集中スイッチの入れ方
- 深呼吸(4秒吸って・4秒止めて・4秒吐く)
- アイポイントトレーニング(指やペンを目で追わせる)
- 姿勢リセット(背骨を伸ばし、足裏をしっかり床につける)
4-2 クロス運動・視線誘導・呼吸法の活用
- クマ歩きやクロスタッチで左右脳を連携
- ボールを使ったジャンプ&キャッチゲーム
- 呼吸と動きをリンクさせる“動的集中”の導入
5. HIKYOで伸ばす「集中できる体」
5-1 ガレージジムHIKYOのトレーニング事例
秋田市の「ガレージジムHIKYO」では、
- 集中できる姿勢と視線づくり
- 感覚統合とビジョントレーニングの組み合わせ
- 原始反射統合プログラム
を通じて、「頑張らなくても集中できる状態」を作っています。
5-2 LINE限定動画で“集中のしくみ”を学ぼう
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「なぜ練習量を増やしてもスポーツパフォーマンスが上がらないのか?」