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スポーツが苦手な子の理由|感覚統合のズレが原因かも?家庭でできる対策とは
「運動が苦手」「不器用かも」と感じているお子さん、それは“努力不足”ではなく“感覚のズレ”かもしれません。実はスポーツパフォーマンスには、視覚・前庭感覚・固有感覚といった感覚の統合が大きく関わっています。感覚がうまくつながっていないと、運動も学習も思ったように伸びません。本記事では、スポーツが苦手な子の背景にある「感覚統合」の重要性と、家庭でできるサポート法をご紹介します。
目次
1. 感覚統合とは?スポーツとどう関係する?
1-1 「五感」だけではない、人間の感覚
感覚というと「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚(五感)」を思い浮かべる方が多いですが、実はそれだけではありません。
- 前庭感覚(平衡感覚):バランスをとる力
- 固有感覚(関節・筋肉の感覚):身体の動きを把握する力
- 触覚:皮膚で感じる力(安全感や空間認識に影響)
これらを総称して「基礎感覚」と呼び、これらが統合されることでスムーズな動きや学習が可能になります。
1-2 感覚統合が崩れると何が起こるのか?
感覚の統合がうまくいかないと、以下のようなことが起きやすくなります:
- ボールを怖がる、距離感がつかめない
- スキップやケンケンができない
- 指先が不器用で、縄跳びや跳び箱が苦手
「頑張っても上達しない」のではなく、“感覚の土台”がまだ育っていないのです。
2. 感覚のズレがもたらすスポーツのつまずき
2-1 前庭・固有・触覚のアンバランスが動きに出る
- 前庭感覚のズレ:ジャンプ・回転・バランス動作が不安定
- 固有感覚のズレ:力加減が分からない、体の位置が分かりづらい
- 触覚のズレ:触られるのを嫌がる、転ぶと過剰に痛がる
これらが複雑に絡み合って「運動が苦手」「スポーツが嫌い」になってしまうのです。
2-2 ADHDやLDとの関係性
感覚のアンバランスは、ADHD(注意欠如多動症)やLD(学習障害)などの背景にも関係しています。
例えば:
- 一点を見続けるのが苦手(注視困難)
- すぐに体が動いてしまう(抑制困難)
- 左右の認識が苦手(空間把握の弱さ)
スポーツだけでなく、学習や人間関係にも影響を与えかねません。
3. 具体的な困りごとの例と家庭でできるチェック
3-1 よく見られるサイン一覧
- ボールをキャッチできない
- スキップや自転車ができない
- 組み立て遊びやブロックが苦手
- 指示通りに体を動かすのが難しい
- ジャングルジムや鉄棒を怖がる
3-2 自宅で簡単に確認できる感覚チェック法
- ケンケンパを交互にできるか?
- タオルを目にかけてバランスを取れるか?
- 両手でスムーズにボールをキャッチできるか?
- 「右手で左膝をタッチ」などの交差動作ができるか?
チェック項目に当てはまる場合、感覚の統合支援が有効です。
4. 感覚の土台を育てる遊びと声かけ
4-1 バランス遊び・全身運動・交差運動の効果
- バランスボードや平均台遊び
- 木登りや回転遊び(鉄棒・ブランコ)
- 四つ這い・クマ歩き・ハイハイ(原始動作)
- クロス動作(左右交差運動)
これらを日常に取り入れるだけで、感覚の積み木が整いやすくなります。
4-2 感覚を“つなぐ”声かけと接し方
- 「できない」ではなく「やってみよう」
- 「どう感じた?」と感覚に気づかせる質問
- 「上手にできたね」ではなく「がんばって挑戦したね」を褒める
感覚への”気づき”を増やすことが、統合を進める第一歩です。
5. ガレージジムHIKYOでできる支援とは?
5-1 感覚×脳×身体をつなぐビジョントレーニング
秋田市の「ガレージジムHIKYO」では、
- 視覚・前庭・固有感覚の刺激
- ビジョントレーニングを通じた神経統合
- 感覚の土台から伸ばすサポート
を個別対応で行っています。
5-2 LINE限定動画で正しい順番を学ぼう
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「なぜ練習量を増やしてもスポーツパフォーマンスが上がらないのか?」