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スポーツと神経発達|5歳までが勝負!成果を出す子の”育ち方”とは?

「うちの子、運動が苦手で…」そう感じている親御さんへ。実はその原因、運動センスではなく”発達の順番”にあるかもしれません。特に5歳までの神経発達はスポーツ能力の基盤をつくる重要な時期。幼児期にどんな経験をしたかで、将来の「できる・できない」は大きく分かれます。本記事では、スポーツと神経発達の関係、そして子どもの能力を伸ばすために今できることを紹介します。

1. スポーツと神経発達の深い関係

1-1 スキャモンの発達曲線が示す「神経の成長スピード」

子どもの身体は、すべてが同じスピードで成長していくわけではありません。アメリカの医学者スキャモンが提唱した「発達曲線」によれば、神経系(リズム感・器用さ・集中力など)は生まれてから5歳頃までに約80%、12歳までにほぼ100%に達するといわれています。

つまり、「スポーツの基礎力」は小学生になる前にほとんど完成してしまうのです。

1-2 成長期に必要な“刺激”とは?

神経系の発達には「多様な刺激」が不可欠です。遊びの中での転がる、飛ぶ、止まる、回る、登るといった全身を使った経験が、神経ネットワークを広げてくれます。言い換えれば、”遊びの質”がそのまま運動能力の差になるということです。


2. スポーツの土台は5歳までに決まる?

2-1 プレ・ゴールデンエイジとは

3歳〜8歳頃は「プレ・ゴールデンエイジ」と呼ばれます。この時期の子どもは高い集中力を持ちながらも、多様な刺激を求めています。ここで多くの運動経験を積んだ子は、その後の運動や学習の吸収力がぐんと高まります。

2-2 ゴールデンエイジで一気に伸びる子の特徴

9歳〜12歳の「ゴールデンエイジ」は運動スキルを即座に習得できる“奇跡の時期”。この時期に急成長する子は、実はそれ以前の経験の積み重ねがあります。「見る・聞く・動く」が統合された経験が、後の爆発的な伸びにつながるのです。


3. こんな子は要注意!発達のサインを見逃さない

3-1 一見元気でも発達にズレがあるケース

「集中力がない」「動きがぎこちない」と感じる子の多くは、実は視覚・感覚・神経系の発達にアンバランスがあります。特に、“よく転ぶ”“球技が苦手”などの小さなサインを見逃さないことが重要です。

3-2 感覚の積み木が崩れるとどうなるか?

発達は積み木のように「感覚」→「姿勢・運動」→「認知・学習」と積み上がっていきます。一番下の基礎感覚(前庭感覚、固有感覚、触覚)が不安定だと、上の階層に影響が出ます。つまり、“土台がグラグラなのに2階建てを建てている状態”なのです。


4. スポーツ能力を伸ばす家庭での関わり方

4-1 多様な動きと感覚経験を意識する

決して特別なことをする必要はありません。近所の公園でよじ登る、芝生でゴロゴロ転がる、ケンケンパなどの昔ながらの遊びが、実は最高の神経刺激です。複雑な動き・左右差のある動きを意識的に入れていくと、より効果的です。

4-2 「できた!」を増やす声かけのコツ

「なんでできないの!」ではなく、「やってみよう」「ちょっと変えてみよう」という前向きな声かけが子どもの挑戦を支えます。子どもの「できた!」の数が自己肯定感を育て、その後の運動・学習・社会性すべての力になります。


5. スポーツパフォーマンスを本気で伸ばしたい方へ

5-1 なぜ練習量を増やしても結果が出ないのか?

「頑張っているのに結果が出ない」子は、努力ではなく“順番”を間違えている可能性があります。筋力や持久力を鍛える前に、土台となる神経・視覚・感覚統合ができていなければ、うまく力が発揮できないのです。

5-2 脳・身体・感覚をつなぐビジョントレーニング

秋田市のパーソナルジム「ガレージジムHIKYO」では、感覚×脳×体をつなぐ”ビジョントレーニング”を通して、子どもの「できた!」を引き出すサポートを行っています。

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「なぜ練習量を増やしてもスポーツパフォーマンスが上がらないのか?」

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