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ダイエット中の朝運動、逆効果?副腎疲労と血糖乱高下のリスクとは

「朝のランニングは健康に良い」「空腹時に運動すれば痩せやすい」——そんな常識が、実は副腎疲労の人には逆効果になるかもしれません。特に朝5時、食事前の有酸素運動は、血糖値の乱高下や極度の疲労感を引き起こしやすいと、複数の海外研究が警告しています。今回は、副腎疲労とダイエットの落とし穴について、エビデンスに基づいて解説します。


1. ダイエットと副腎・血糖コントロールの関係

1-1 副腎の役割とコルチゾールの仕組み

副腎はストレス対応の中枢で、朝方には「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。これは血糖を安定させ、目覚めをスムーズにするための生体リズムの一部です。しかし副腎が疲弊していると、このリズムが乱れ、血糖値をうまく保てなくなります[1][2][3]。

1-2 血糖の維持とホルモンバランス

朝5時頃は体温も血糖も低く、そこに運動を加えるとエネルギーが急激に不足し、低血糖を起こしやすくなります。正常であればコルチゾールやアドレナリンが血糖を保ちますが、副腎疲労があるとその調整がきかず、リバウンド的な高血糖も引き起こします[3][4][5]。

2. ダイエット目的の早朝運動に潜むリスク

2-1 空腹時の運動が引き起こす血糖乱高下

「空腹時に運動すると脂肪が燃えやすい」というのは部分的には正しいですが、副腎疲労の人にとっては危険です。空腹+運動で血糖が一気に下がり、頭がぼーっとしたり、ふらついたりする症状が報告されています[3][6]。

2-2 副腎疲労と「低血糖→高血糖」リバウンド現象

朝食を抜いて運動を行うと、低血糖により大量のアドレナリンやコルチゾールが分泌され、反動で血糖が急上昇します。この乱高下が「朝運動したのに太る」「午後以降に異常な食欲が出る」といったダイエット失敗の原因にもなります[4][7]。

3. 慢性ストレスと副腎疲労のダイエットへの影響

3-1 コルチゾールの乱れが招く疲労と代謝不良

慢性的なストレスにさらされると、副腎は疲弊し、コルチゾールの分泌リズムが崩れます。これにより血糖コントロールが難しくなり、代謝も落ちやすくなります[8][9][10]。

3-2 ダイエットで感じる「やる気が出ない」は副腎疲労のサイン?

「食事も運動も頑張っているのに痩せない」「やる気が続かない」という人は、体の問題ではなく副腎機能の低下が原因かもしれません。まずはしっかり休息を取ることが重要です[11][12][13]。

4. 睡眠・栄養・休息が先!ダイエット成功の土台づくり

4-1 睡眠がホルモンバランスを整える理由

睡眠不足は副腎に負担をかけ、コルチゾールの調整機能をさらに低下させます。副腎疲労の人は、早起きよりも十分な睡眠が優先です[1][14]。

4-2 朝食抜きはNG!ダイエット中でも食べるべき理由

低血糖状態での運動を防ぐためにも、朝は軽くでも食べることが推奨されます。特に副腎疲労の人は、たんぱく質や脂質を含む朝食で血糖の安定を図ると良いでしょう[5][14]。

5. 副腎を守るダイエット習慣設計とマインドセット

5-1 「朝の運動=正解」ではない!体の声を聞く習慣

SNSや情報に振り回されず、自分の体調やホルモンリズムに合わせた運動設計を心がけましょう。副腎疲労の兆しがある場合は、朝運動よりも「質の良い睡眠」「軽いストレッチ」から始めるのが安全です。

5-2 ガレージジムHIKYOで学ぶ“自分に合うダイエット”の見つけ方

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参考文献

(文中の[1]〜[14]を対応)

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