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スポーツとボディイメージ|“体の使い方がわからない”子に必要なサポートとは?
「もっと腕を大きく振って!」「ちゃんと真っすぐ立って!」——そう言っても子どもがうまく動けないのは、運動神経の問題ではなく“ボディイメージ”が育っていないからかもしれません。自分の体がどこにあって、どう動いているのかを正確に把握する力=ボディイメージは、スポーツパフォーマンスの土台。本記事では、子どもの運動を支える“身体感覚の育て方”を解説します。
目次
1. ボディイメージとは何か?
1-1 「自分の体の地図」があるかどうか
ボディイメージとは、「自分の体が今どうなっているか」「どこにどんな風にあるか」を脳内でイメージできる力のことです。これは成長や経験を通じて少しずつ発達するもので、特に視覚・触覚・前庭感覚・固有感覚が大きく関係しています。
1-2 なぜスポーツに必要なのか?
ボディイメージがしっかり育っていると、
- 力加減がちょうどよくできる
- 姿勢をすぐに修正できる
- 新しい動きを正確に真似できる
といった“運動の柔軟さ”が備わります。逆に、イメージが未発達だと「動きをどうしていいかわからない」「動かしているつもりで動いていない」といったズレが起こります。
2. ボディイメージが未熟な子の特徴
2-1 よくある運動のつまずき
- 鏡を見ずに姿勢を直せない
- ボールが自分のどこに当たるかわからない
- ジャンプしても足がそろわない
- 動きにリズムがなくぎこちない
2-2 発達障害・感覚統合との関連
ボディイメージの形成には、
- 前庭感覚(バランス)
- 固有感覚(筋肉・関節の位置感覚)
- 触覚(皮膚の刺激)
が重要です。これらにズレがあると、体の動きと“脳の感覚”が一致せず、ASD・ADHD傾向の子に見られる運動のぎこちなさにもつながります。
3. ボディイメージを育てる遊びと経験
3-1 触れる・感じる・動くを重ねる
- ボール遊び(手足で感触を確認)
- トンネルくぐり・ローリングマットなど全身を使った遊び
- 足裏で床を感じる裸足歩行や芝生での運動
3-2 鏡・模倣・クロス動作の活用
- 鏡を見ながらポーズを真似する「ミラーゲーム」
- 手足を交差させた運動(例:右手で左膝タッチ)
- 模倣運動(お手本を見て真似る)で動きと感覚の一致を学ぶ
4. 家庭でできるチェックとアプローチ
4-1 体の動きに関する気になるサイン
- 歩き方が不安定・斜めに傾く
- 指示通りに体を動かすのが苦手
- 鉄棒や跳び箱を怖がる
- ぶつかりやすい・距離感をつかみにくい
4-2 今日からできるトレーニング習慣
- タオル引き(足指でタオルを引き寄せる)
- ミラー運動(左右対称ポーズを真似)
- バランスディスクの上でポーズキープ
- 脚上げ・体幹トレで「今どこを使ってるか」を意識させる
5. HIKYOの実践とLINE限定サポート
5-1 ガレージジムHIKYOで行うアプローチ
秋田市の「ガレージジムHIKYO」では、
- ビジョントレーニング+感覚統合
- ボディイメージを育てる多感覚運動
- 個別の「動きと認知のズレ」へのフィードバック
などを通じて、“自分の体を使えるようになる支援”を行っています。
5-2 LINE限定動画で“身体の地図”を整える
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「なぜ練習量を増やしてもスポーツパフォーマンスが上がらないのか?」